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甲状腺疾患

甲状腺疾患とは?

甲状腺疾患とは、首の前側に位置する「甲状腺」という小さな臓器に異常が生じる病気です。甲状腺は、身体の新陳代謝を調整する「甲状腺ホルモン」を分泌しており、このホルモンの分泌が多すぎる「甲状腺機能亢進症(例:バセドウ病)」、少なすぎる「甲状腺機能低下症(例:橋本病)」のいずれかの機能異常が主な病態です。

原因

  • 甲状腺機能亢進症:バセドウ病に代表される自己免疫疾患が主な原因で、甲状腺が過剰に刺激されホルモンが大量に分泌されます。
  • 甲状腺機能低下症:橋本病(慢性甲状腺炎)に代表され、自己免疫反応により甲状腺の組織が徐々に破壊されていくことで機能が低下します。
  • その他、ウイルス感染、出産後の一時的な炎症(産後甲状腺炎)、甲状腺腫瘍、薬剤性(アミオダロンなど)などが原因となることもあります。

症状

甲状腺ホルモンは全身の代謝を司っているため、その異常は非常に多彩な症状を引き起こします。

  • 亢進症(多すぎる場合):動悸、体重減少、発汗過多、手指の震え、焦燥感、不眠、頻便・下痢、月経不順 など
  • 低下症(少なすぎる場合):体重増加、むくみ、倦怠感、寒がり、便秘、うつ症状、皮膚の乾燥、徐脈 など

進行すると、心不全、不整脈、認知機能の低下など重篤な合併症を伴うことがあります。

診断

診断には以下の検査を組み合わせて行います。

  • 血液検査:甲状腺ホルモン(FT3, FT4)、甲状腺刺激ホルモン(TSH)、自己抗体(TRAb, TPOAb, TgAb)など
  • 画像検査:甲状腺エコー(腫瘤や炎症の評価)、CT検査(腫瘍や気道圧迫の精査)

当院では、江東微生物研究所・北関東ラボ(館林市美園町)と連携し、迅速かつ高精度な血液検査を実施しております。必要に応じて、CTや超音波検査も院内で行い、より詳細な評価が可能です。

治療

病態や重症度に応じて以下の治療法を選択します。

  • 甲状腺機能亢進症:抗甲状腺薬(メチマゾールなど)、放射性ヨウ素治療、手術
  • 甲状腺機能低下症:甲状腺ホルモン製剤(レボチロキシン)による補充療法
  • 腫瘍性病変:良性の場合は経過観察、悪性が疑われる場合は精密検査・手術

院長の清水は、公立館林厚生病院にて長年内分泌・糖尿病外来を担当し、甲状腺疾患を含む多くの内分泌疾患に携わってまいりました。必要に応じて、甲状腺腫瘍や特殊な疾患に対しては地域の基幹病院と連携してご紹介も行います。甲状腺疾患は一見して分かりにくい不調として現れることも多く、見過ごされがちです。しかし、早期に正確な診断と適切な治療を行うことで、日常生活の質を大きく改善できる病気でもあります。気になる症状がある方は、ぜひお気軽に当院にご相談ください。

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