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脂質異常症

脂質異常症とは?

脂質異常症とは、血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)のバランスが乱れた状態を指します。
特にLDL(悪玉)コレステロールが高い、HDL(善玉)コレステロールが低い、中性脂肪が多い、などの異常がみられると、血管の内壁に脂質が蓄積し、動脈硬化が進行します。
動脈硬化が進むと、心筋梗塞、脳梗塞、狭心症といった命に関わる疾患のリスクが高まります。
たとえばLDLコレステロール値が160mg/dLを超えると、心疾患のリスクが正常値に比べて約2.5倍になると報告されています。

原因

脂質異常症は、以下のような生活習慣や体質によって起こります。

  • 食べ過ぎ(特に脂質や糖質の多い食事)
  • 運動不足
  • 肥満
  • 飲酒
  • 喫煙
  • ストレス
  • 加齢やホルモンバランスの変化
  • 遺伝的な体質(家族性高コレステロール血症 など)

症状

脂質異常症自体にはほとんど自覚症状がありません。
しかし、動脈硬化が進行してから突然、胸の痛み(狭心症)や脳の血管が詰まる(脳梗塞)など、重篤な病気として発症することがあります。
このため、健康診断や血液検査での早期発見がとても重要です。

診断

脂質異常症の一般的な基準値は以下の通りです。

  • LDLコレステロール:140mg/dL以上(高値)
  • HDLコレステロール:40mg/dL未満(低値)
  • 中性脂肪(TG):150mg/dL以上(高値) ※空腹時採血
  • Non-HDLコレステロール:170mg/dL以上(高値)

さらに、動脈硬化の進行度を確認するために、頸動脈エコー、心臓超音波検査、血圧脈波検査(ABI)などを行うこともあります。

治療

治療の基本は、生活習慣の改善です。

  • バランスのとれた食事(飽和脂肪酸の制限、食物繊維の摂取)
  • 適度な有酸素運動
  • 禁煙
  • 節酒
  • 体重管理

これらを一定期間行っても改善がみられない場合は、スタチンなどの脂質を下げる薬(脂質異常症治療薬)を使用します。

予防と継続管理

脂質異常症は動脈硬化と密接に関わっており、将来の心血管イベント(心筋梗塞・脳卒中など)を防ぐためには、早期診断と継続的な治療が欠かせません。
特に「家族性高コレステロール血症」のような遺伝的要因が疑われる場合や、既に心疾患の既往がある方には、専門医による評価と管理が重要です。

当院では、最新の検査機器を活用し、脂質異常症の早期発見と動脈硬化の予防に力を入れています。
健康診断で異常を指摘された方やご家族に脂質異常の方がいる場合は、ぜひお気軽にご相談ください。

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