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血圧異常

血圧異常とは?

血圧とは、心臓が血液を全身に送り出す際に血管にかかる圧力のことを指します。
一般的に上の血圧(収縮期血圧)と下の血圧(拡張期血圧)の2つの値で表されます。
血圧が基準より高い、あるいは低い状態が持続することを「血圧異常」と呼びます。

高すぎる血圧(高血圧)は脳卒中や心臓病の原因となり、低すぎる血圧(低血圧)はめまいや立ちくらみ、失神などを引き起こすことがあります。
健診などで血圧異常を指摘された場合、たとえ自覚症状がなくても早めの評価と対策が大切です。

よくある原因疾患

高血圧

日本人成人の約半数が高血圧とも言われており、非常に一般的な疾患です。
多くは原因の特定できない「本態性高血圧」ですが、以下のような病気が隠れている場合もあります。

  • 腎臓病(慢性腎臓病、腎動脈狭窄など)
    腎機能の低下や腎血流の異常が血圧を上げる原因になります。
  • 内分泌疾患(原発性アルドステロン症、クッシング症候群、褐色細胞腫など)
    ホルモンの異常によって血圧が急上昇することがあります。
  • 睡眠時無呼吸症候群
    夜間の無呼吸による交感神経の緊張が血圧上昇につながります。

当院では、高血圧に対する外来診療を重視しており、生活習慣の見直しから薬物治療まで、個別に対応しています。

低血圧

低血圧自体が病気というよりも、他の疾患の一部として現れることが多いです。
以下のような状態が関係します。

  • 起立性低血圧(血管迷走神経反射など)
    立ち上がったときに血圧が下がり、ふらつきや失神を起こすことがあります。
  • 脱水や出血
    体内の循環血液量が減少すると血圧が低下します。
  • ホルモン異常(副腎不全など)
    副腎ホルモンの不足により血圧が保てなくなります。

診断の進め方

血圧異常の診断では、頭痛、動悸、めまい、息切れ、むくみ、体重変化、服薬歴、家族歴、睡眠状況、食事内容(特に塩分)、運動習慣、喫煙・飲酒状況を確認し、背景疾患の有無を評価します。
身体診察では血圧測定に加え、心音、呼吸音、浮腫、頸部所見などを確認します。

当院では診察室・家庭血圧測定、血液・尿検査(腎機能、電解質、ホルモン、血糖・脂質)、心電図・運動負荷心電図(不整脈、狭心症評価)、血圧脈波検査(ABI・CAVI)、心エコー(心肥大、心不全評価)、腹部・頸部エコー(腎動脈、副腎評価)、CT(頭部・胸部・腹部、脳出血、副腎腫瘍検索)を実施します。
一方、MRI、内視鏡、詳細なホルモン検査などが必要な場合は、地域の基幹病院に紹介します。

血圧異常は放置すると重大な病気を引き起こす可能性がありますが、早期に原因を見極め、適切な治療を行うことで予防が可能です。
症状が重い場合は直ちに地域の基幹病院への受診をお勧めしますが、症状がない場合や軽い場合でも、気になる方はぜひ当院にご相談ください。
血圧異常は症状が出にくいだけに、日常的な管理と早めの受診が健康維持のカギとなります。

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