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過体重・肥満

過体重・肥満とは?

過体重・肥満とは、体に脂肪が過剰に蓄積された状態を指します。
日本では、**BMI(体格指数)25以上が「肥満」**と定義されており、**BMI 25.0~29.9が「肥満(1度)」、30以上が「高度肥満」**と分類されます。

見た目の問題だけでなく、肥満は糖尿病・高血圧・脂質異常症・脂肪肝・心血管疾患などの生活習慣病の最大のリスク因子であり、将来的な健康寿命の短縮にもつながります。
また、肥満によって睡眠時無呼吸症候群や関節疾患、月経異常、不妊などさまざまな症状や病態を引き起こすことがあります。

よくある原因

エネルギー過剰(摂取>消費)

  • 食べすぎ(特に高脂肪・高糖質の食事)
  • 運動不足
  • 間食・夜食の習慣
  • 飲酒(アルコールは高カロリーです)

ホルモン異常・疾患によるもの(まれ)

  • 甲状腺機能低下症:基礎代謝の低下により体重が増えやすくなります。
  • クッシング症候群(副腎疾患):ホルモンの異常により中心性肥満をきたします。
  • インスリン抵抗性:肥満がインスリンの効きを悪くし、糖尿病の進行に関与します。

当院では、甲状腺疾患や副腎疾患、糖尿病、脂質異常症、高血圧など肥満と関連の深い疾患について総合的に診療を行っています。

診断と評価の進め方

過体重・肥満では、体重だけでなく体脂肪の分布や関連する合併症の有無を評価します。
問診では体重変化の経過、食事・運動・睡眠・飲酒などの生活習慣、家族歴(糖尿病・高血圧・脂質異常症)、倦怠感、息切れ、睡眠の質、月経異常の有無を確認し、診察でBMI、腹囲、血圧、呼吸状態を評価します。

当院では体格評価(BMI・腹囲)、血液検査(血糖、HbA1c、脂質、肝・腎機能、尿酸、甲状腺・副腎ホルモン)、腹部エコー(脂肪肝評価)、血圧脈波検査(ABI・CAVI、動脈硬化評価)、呼吸機能検査・簡易睡眠検査(睡眠時無呼吸症候群評価)を実施します。
一方、脳MRI(ホルモン異常精査)などが必要な場合は、地域の基幹病院へ紹介します。

治療の基本方針

生活習慣の改善

減量の目標は、まずは体重の5%減少を目指します。
これだけでも血圧や血糖、脂質の改善が期待できます。

  • 食事療法
    低カロリー・低脂肪・高たんぱくを基本とし、糖質や間食を控えます。外食や飲酒の頻度も見直します。
  • 運動療法
    ウォーキングなどの有酸素運動を中心に、筋トレも併用すると効果的です。無理なく継続できることが大切です。
  • 睡眠・ストレス管理
    睡眠不足や慢性ストレスは肥満のリスクを高めます。

薬物療法(必要時)

  • 肥満症治療薬(使用に条件あり)
  • 糖尿病治療薬の中には体重減少効果のあるものもあり(SGLT2阻害薬、GLP-1受容体作動薬など)

薬物療法は生活習慣改善と併用し、医師と相談しながら慎重に進めます。

過体重・肥満は、放置すると全身のさまざまな生活習慣病や疾患の引き金となる一方で、早期に介入することで将来的な病気のリスクを大きく減らすことができる状態です。
特に、自覚症状がなくても健診で指摘された場合は、体重管理のチャンスととらえて、生活を見直す良い機会です。

当院では、肥満に伴う高血圧、糖尿病、脂質異常症、睡眠時無呼吸症候群、脂肪肝などの疾患を総合的に診療しており、検査や生活指導を通じて健康的な減量をサポートしています。
体重や健康に不安のある方は、どうぞお気軽にご相談ください。

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